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2026年6月10日

KaedeVN ベータ版 リリースのお知らせ

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ノベルゲーム開発基盤「KaedeVN」ベータ公開へ。ブラウザだけで作って Web に公開、作り直さずネイティブ(Switch)へ出力。

本文

個人開発者の mk18 は、ノベルゲーム開発基盤「KaedeVN」を発表した。2026年6月12日よりベータテストを開始する予定で、ブラウザ上のエディタで作品を作り、そのまま Web に公開できる。読者はスマートフォンや PC のブラウザでプレイできる。

KaedeVN は二つの柱で成り立っている。一つは作者と読者のためのプラットフォームで、作者はインストール不要のブラウザエディタで作品を作って Web に公開し、読者はブラウザでプレイする。もう一つは Nintendo Switch 向けのパブリッシングで、KaedeVN がパブリッシャーとして作者の作品を eShop 向けに仕上げて配信する役割を担う(予定)。

設計の中心は二段構えの開発環境だという。入口はブラウザだけで完結するエディタで、インストール不要・初心者がその場で書いて確認できる。ベータテストで動くのはこのブラウザ環境のみで、作者はブラウザで作って Web に公開し、読者もブラウザでプレイする。もう一段は、10 万行を超えるような大規模プロジェクト向けに、作者の PC で完結するローカル開発環境を用意する計画で、プロジェクト・キャラクター・アセットを JSON で保存し、Git で差分を追え、AI エージェントが直接編集できる構成を予定している。

スクリプトは二記法を提供する。タグ記法(KS)は既存のノベル制作ツールに近い書き味で、コード記法(KSC)は条件分岐やループを JavaScript 風に書ける。KSC で一度だけ書いたロジックは、Web 用の TypeScript VM とネイティブ用の C++ VM という 2 系統が同一の中間表現として実行する。両 VM の出力がバイト単位で一致することを自動テストで検証しており、移植時に挙動がずれない仕組みだという。

この方式により、一度作った作品を作り直すことなく、ブラウザに加えて Windows / macOS / Android / iOS へそのまま出力できる。SDL2 ベースのネイティブエンジンはこの 4 プラットフォームで動作確認済みで、同じプロジェクトが Web プレイヤーとネイティブエンジンの双方で同じように動作する。Nintendo Switch 向けも開発中とのこと。

ベータテスト時に動作するのは、ブラウザ完結のエディタと Web プレイヤー、KS / KSC の二記法スクリプト、そして TypeScript VM と C++ VM の同一実行までだ。ベータ期間中はこのブラウザ版のみで、ローカル環境や Switch 出力はまだ利用できない。作者の PC で完結するローカル開発環境の OSS 公開は、正式サービス開始(2026年9月1日)以降を予定している。OSS にはエディタとプレイヤーに加えて 4 プラットフォームへの書き出しが含まれ、MIT ライセンスで公開する方針だという。一方 Switch 向けの実装は OSS には含めず、Nintendo Switch 向けの開発と、パブリッシャーとして eShop 配信を代行する収益化も、いずれも正式サービス開始(9月1日)以降の対応とのこと。あわせて、正式サービス開始にあわせた法人化も予定しているという。

目指すのは、「個人が作品を作り、Web で公開し、必要なら Switch へ広げる」という全工程を、一人〜少人数で回せる基盤だとしている。

ベータテストは2026年6月12日より開始し、正式サービス開始は2026年9月1日を予定している。誰でも無料で参加できる。

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